世界中がインターネットの普及によってグローバル化しているわけですが、
住宅業界や不動産業界において、広さ(面積)、長さの単位だけは昔も今も変わらない。(p_-)
まぁ、他の国でもヤードやフィートなどを使ってるわけですし、母国語が日本語から英語になったわけではないから不思議ではないだろうけど。。。
部屋の広さを聞くとき、『この部屋は何畳(帖)ですか?』って聞きますよね?
土地や建物についても『この土地は何坪ですか?』『この家は何坪ですか?』という聞き方が一般的で、『この部屋は何㎡ですか?』とは聞かないと思います。
これは日本の建築物のほとんどが尺貫法という寸法で出来ていることが主な原因だからです。
そこで、実はあまりしられていない畳(帖)や坪、寸や尺といった大きさや長さについて、
わかりやすくQ&Aにしてみましたので、参考にしてみてください。
先ずは長さについてから。
Q1.一寸法師の一寸とはいったい何cmでしょうか? AorBで選んでください。
A3cm B30cm
答えはAの3cmです。
なつかしいでしょ? 笑
一般的にはこの答えでいいのですが、
ここで専門的な説明を付け加えますと、寸や尺といった昔の単位には尺貫法というものがあり、
1寸=33分の100(100÷33)cm = 約3.03030 cmという定義がありますので、正式には1寸=3.303030cmが答えとなります。
Q2.母をたずねて三千里の三千里とはいったい何 kmでしょうか? AorBで選んでください。
A1200 km B12000 km
答えはBの12000kmです。
寝そべってとんがりコーン食いながらテレビで見ていたマルコ・・・ 12000kmも歩いていたとは・・・ うそだろ?・・・(゜-゜)
一里とは4kmです。三千里ですので12000kmとなります。
こちらも一里を正式にお伝えしますと=3.9272727 kmとなります。
なので、専門的な答えとしては11781.8181kmとなります。ちょっとややこしいですが。
よく使用する単位としては(分)・(寸)・(尺)・(間)がありますので、雑学として覚えておかれるとよろしいかと思います。
1分=3.030303 mm
1寸=3.030303 cm
1尺=0.3030303 m
1間=6尺=1.8181818 m
では、続きの質問。
Q3.畳には地域や場所によって4つの呼び名があるのですが、下記の〇〇に入る言葉は何という言葉でしょうか? AorBで選んでください。
江戸間 = 880mm×1760mm = 1.548㎡
京間 = 955mm×1910mm = 1.824㎡
〇〇間 = 910mm×1820mm = 1.6562 ㎡
団地間 = 850mm×1700mm = 1.445㎡
A東海 B中京
答えはBの中京間です。
303を3倍にすると909、6倍すると1818、上の4種類の中で一番近い長さは中京間の910×1820ですよね。
一般的に何畳(帖)というのは中京間の910mm×1820mmの大きさだと思ってください。
ちなみに畳が2枚で1坪となります。
畳2枚で1坪ですので、1.818m×1.818m= 1坪は3.305124㎡(平米)となります。※1mm以下は切り捨て。
ただし! 1坪=3.305124㎡はあくまでも建物の大きさでの計算方法です。
土地の場合は正式な単位で計算されますので、1.8181818 m×1.8181818 m= 1坪は3.305785㎡(㎡)となります。
100坪の家は330.5124㎡ 50坪の家は165.2562㎡ 30坪の家は99.15372㎡
100坪の土地は330.5785㎡ 50坪の土地は165.28925㎡ 30坪の土地は99.17355㎡
あまり使わることはありませんが、時々、部屋の大きさが㎡数で書いてあって、坪数に直したい!ってときに便利ですから
覚えておかれるといいと思います。
※㎡(平米)数を坪数にする計算方法 ➡ ㎡(平米)÷3.3=坪数
ご参考までに・・・
Franka