お客様の要望を取り入れながら毎日の暮らしを快適にし、家族とともに家も成長できる。
そんなことを想像しながら、どのように外観を整えていくのかが悩ましくもあるのですが、何度も何度も書き直し、夢中になって書きまくって、
さまざまなパターンの中から消去法のような感じで答えを導きだしております。
こちらの家の場合、北側に道路があるのですが、間取りで考えた場合、北側には洗面やお風呂などの水回り、給湯器や室外機などが配置されやすいため、
お客様の要望をクリアしながらそれらの問題を解決し、普通なんだけどいつまでも美しく存在感のあるデザインとなるよう考えてみました。
雨樋や換気扇フードなど、必要だけど見せたくないものはなるべく見せないようにし、単調になりがちな外観はサッシや壁に凹凸をつけることで影をつくり重厚感を持たせております。
基礎の柄や空洞レンガも、もちろん意味があって使用しているのですが、控えめでありながらもバランスを整えてくれる重要な役割をしてくれます。
これは僕の持論ですが、外をしっかり考えてあるものは、中も必ずしっかりと考えられております。
だから、細部まで一生懸命になって考えようと思うのです。
ところで、この基礎の柄のことをよく聞かれることがあるのですが、これはアキレスという会社のマトリックスという景観資材を使っております。
ん?アキレス? (^^)
そう、お子さんのおられる方ならご存じのシューズ 『瞬足』 の会社です。 (^^)
私たち建築関係の人間では、キューワンボードで有名な会社です。
あるもので有名な会社が実は意外なものを作っているって面白いですよね。♪
Franka…