家を建てようと思ってから、予算を決めることを初めに行うことが大切だとお伝えしましたが、
では、誰にその相談をすべきなのか?
①人生の先輩であるお互いのご両親
②お金の話なので、銀行や信用金庫などの融資担当者。
③家や不動産の話なので、住宅会社や不動産会社の営業マン。
④家計の状況を把握してくれるファイナンシャルプランナー。
⑤住宅ローン専門のアドバイザー。
答えは①。 家庭環境がどうであれ、やはり子育てを終えた人生の先輩であるご両親へ報告、相談することは必要不可欠です。
早い段階で報告、相談することで贈与のある無しがわかり、自己資金の金額が確定できることや、
子供の成長段階のどこでどれくらいの費用が必要になったのかなど、アドバイスもいただけるはずです。
自己資金は確定できた。
では、総額の資金や月々の返済金額などは誰に相談すればいいのでしょうか?
先ほどのご両親と違い、②~⑤には営利を目的としたアドバイザーであるという相反する共通点があります。
②の金融機関は住宅ローンというローン商品を企画し、販売しております。
金融機関の数は農協やネットバンクを含めると1200ほどあり、どの金融機関で借りるのか、どの商品を選ぶのかで、総支払金額が数百万円違うこともあります。
借入が出来るのか?いくらまで?金利は?などは もちろん答えてくれますが、生活費を含めた将来設計の相談までは答えてくれません。
③の住宅会社や不動産の営業マンも商品を販売しております。
圧倒的に大多数の方が窓口となる営業マンに相談されているのが現状です。しかし、一番販売しなければならない気持ちが大きいのも営業マンです。
適正な総予算を知りたいのに、夢の住まいを実現させるには目一杯のローンを組むことが得策だとなる場合も?
④ファイナンシャルプランナーも、保険などを販売している方が大半です。
本来であれば、もっとも適した相談相手です。しかし日本にはファイナンシャルプランナーだけで生計を立てているという方を聞いたことがありません。
それは日本人はサービスに費用を払う習慣がなく、ライフプランナーへの相談料が10万円(例えば)と言われると、もったいないという心がはたらいているのではないでしょうか?
⑤住宅ローン専門のアドバイザー資格者も保険などを販売している方が大半です。
ファイナンシャルプランナーであり、住宅ローンアドバイザーでもある方はおすすめ。
ここでひとつの答えとしてお伝えしたいのは、ファイナンシャルプランナーやアドバイザーに相談することがおすすめだということ。
ただし、いきなりファイナンシャルプランナーやアドバイザーは敷居が高く、知り合いもいないという方が大半だと思いますので、
まずはネットによる住宅ローンシュミレーションから借入れ可能額や返済額を調べてみてください。
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