世界の震源分布とプレート (M5以上、100kmより浅い地震)
※地震情報サイトJISより http://j-jis.com/data/plate.shtml
日本がどこにあるか、お分かりになると思います。
四季があって、北海道に行けば流氷が観れて、沖縄に行けばサンゴ礁が観れる国。
海や山や湖があって、温泉があれば砂漠もあります。
しかしご覧のようにプレートと沿うように日本列島が存在します。
昔、日系ブラジル人の方を対象にした住宅会社の方と話をした時に聞いた話ですが、
『日本に暮らすブラジル人は二世だろうが三世だろうが、日本人以上に耐震性のある住まいを求められる』そうです。
『阪神淡路大地震での経験や記憶の伝達が、日本人以上に行き渡っている』と言うのです。
国は諸外国との遅れを引き合いに、
2020年までにすべての新築住宅・建築物を対象に、省エネルギー基準への適合を義務付ける方針を打ち出しました。
このことにより、コンクリート打ちっ放しの家などは建築出来なくなるなど、さまざまなエネルギーロスへの規制が敷かれることになります。
一方の耐震性については、1981年の法改正後、個別の改正や追加されてはきましたが、
特別大きな変更はなされてはおりません。
以前のblogでも書きましたが、今年発生した熊本地震においても、現行の耐震基準をクリアした建物が倒壊した事実はあれど、
耐震性についての見直しはなされておりません。
もちろん何がどう発生するかわからない自然現象ですので、絶対安全と言い切ることは出来ないのですが、
たとえ倒壊した建物が全体の数%と言えども、原因を突き止め、新たな施策を打ち出し、
国民の生命を守ることを、何よりも優先して組むべきではないかと思うのです。
今、国や県や市は空き家問題や中古住宅の流通を活性化させる動きをしております。
正直、これらの問題解決は、税改正や保証制度の確立がされないと、
求めるレベルには到底及ばないでしょう。
家を持つと取得税という県税がかかります。消費税という国税がかかります。固定資産税という市町村税がかかります。
金額が高い分だけ税収入が増えますので、活性化させたい理由はわかります。
しかし、空き家であれ、中古住宅であれ、必ずと言っていいほど補修箇所が発生します。
マーフィーの法則ではありませんが、住み手が変わるタイミングであちこち壊れ始めるのが中古物件です。
販売するのは売りさばくことが優先の不動産業者で、ホームインスペクターによる建物検査などと絡ませて
お客様の不安を減らす対策を行っていくのですが、
土の中の配管や、壁の中の構造材がどういう状態で、あと何年安心して暮らしていけるのかなんてわかりません。
昔読んだ本で、斎藤一人だったかな?こう書いてあった記憶があります。
『杉の木は成長が早く、柱にも足場材にも電信柱にもなるし、ウイスキーの樽にだってなる。
杉皮は屋根の下地にもなるから、どんどん杉の木を植えた方が良いと役人は考えた。
しかし、結果はスギ花粉というとんでもない害を生み出した。
これが国ではなく民間の会社が行っていたら大変な訴訟問題になっている。
だから役人の言うことなんて、信じちゃダメなんだ。』と。
最も費用のかからない電力と言われていた原発の廃炉に23兆円がかかるとニュースで見ました。
今後40年に渡って国民が支払っていくことになったと。
それでもまだ安くて安心だからと再稼働が進められている。。。
メタンハイドレートってどうなったんだろ?
おおさまガスってどうなったんだろ?
磁石の抵抗が少ない発電機の発明はどうなったんだろ?
情報化社会なのに、いろんなことがどんどんわからなくなっていってる時代だとつくづく感じてしまいます。
franka…