正直、これほど五感に感じる建築があるのかと圧倒されたメディアコスモス。
晩年というと大変失礼かもしれないが、伊東豊雄の建築は豊かさが増してきている気がする。
そして建築に関わる人ならわかると思うが、設計、工事期間におけるほんの少しの迷いやトラブルが
人・金・建物に大きく影響を及ぼす業界において、どれほどのスピードで走っているのか想像するに難しくなく、
とてつもないパワーを感じる。
この空間を感じてほしい。
すこし遠出の方もぜひ。
伊東豊雄が打ち出した建築は力強さを感じない。フワッとした感覚。
だからこそ、人が交わることで生まれる間にもやさしさがある気がする。
仕事に対するストイックなまでの熱意が伝わる。その中に見え隠れする優しさも。
おしゃれで、どこか遊び心にも似た建築に対する柔軟性には、尊敬とあこがれが増すばかりです。
akira…