ちょっと大袈裟な言い方かもしれませんが、土地を見て、計画を進め始めてからからは、
ずっとご家族が住んでいる姿を想像して図面を書きます。
図面を書きながらお子さんが成長した姿を想像して、また図面を書き直します。
奥様が料理を作り、洗濯をし、掃除機をかけ、服を片づけたりする姿を想像し、また図面を書き直します。
ご両親や友人が泊まりにきて、食卓を囲み、どこにお布団を敷いて、なんてことを想像し、また図面を書き直します。
そんなことをずっと繰り返しながらバーチャルな世界と図面を行ったり来たりします。
Frankaの前の仕事の時に四日市に来ました。四日市の前には京都や滋賀で合わせて8年くらい仕事をしていました。
主に販売管理や近隣クレームへの対応など、たくさんの経験を積ませてもらいました。
京都では金閣寺のすぐそばの現場だったり、鴨川沿いの現場、京都御所の近くだったり、
小学校の修学旅行で行ったところで仕事をさせてもらってるんだと思うと、どこか夢心地な感じがありました。
でも、そんな場所だから、昔から続く隣地境界線の問題だったり、怖ーい方が現場にやってきて工事を止められたり、
工事車両や営業の車が止められないなんて当たり前で、僕にとっては完全アウェイの場所で、
わけのわからない事務所まで来いと電話が入ったり。
刑事さんと連絡を取り合い、「民事やから、手を出されたら直ぐに連絡しろ」と、事が起こってからのことを言われ、手の震えが止まらなかったりしました。
こうした経験のせいかどうか、敷地でトラブルになりそうな時ってなんとなくわかるようになったり、
道路が狭くて車が敷地に入れづらかったり、玄関との距離が遠くて雨の日に走ったり、ベビーカーの持ち運びの大変さも簡単に放置できない問題だと思ってしまいます。
ガレージのある家は、お客様がほしいと言われて作ったものではありません。すべてこちらから提案したものです。
もちろんお金はかかります。しかしお客様にも予算があります。
恥ずかしい話、だからFrankaは大きくありません。
建てた後に大変なことは、やっぱりなんとかしてあげたいとばかり考えてしまいます。
経営者としては失格ですが・・・。
魅力のある人とは謙虚な人だとシャネルの言葉。
そして謙虚な人とは一生懸命な人だそうです。
そんな魅力のある人になりたいといつも思っております。
フランカに直接届くご連絡フォームを用意しました。
ご意見、ご質問、なんでも結構です。
内容は一切公開されません。直接のご連絡にご利用ください。