新国立競技場は古代ローマ帝国時代の代表建築コロッセオに似ていた。
収容人数8万人、地下を含め4階建てのコロッセオは1940年前に建てられている。
ユンボもクレーンも型枠も無い時代にどうやって造られたのか?なんて考えちゃいけない。
恐怖と悲しみが襲ってくるだけだ。
場所を移動し、昼食を兼ね慶応義塾大学病院内のレストラン ザ・パークへ。
これには驚いた。
SF映画の世界のように、突然現れた巨大飛行物体が迫ってくる感覚だ。
スケール感が半端なく感じられるお勧めスポットである。
改めて思う事は巨大資本主義経済の荒波の中で、消える建築、負ける建築というホスピタリティーを創り上げた隈健吾の凄さである。
“ジューサーミキサーにかけられたWe are the world やHeal the WorldやImagineが漂ってくるだろ?
外から見れば人間なんて欲の束さ、でも中に入ってごらん、そこには一つ一つに命があることを知るんだ”
そう、この国に誕生した建築アイコンは人や動物や植物とのコミュニティーが溢れるサンクチュアリなのかもしれない。