勤務先、勤続年数、年収などにもよるのですが、MAXで年収の7倍までは借入できるというのが以前からある住宅業界の考え方です。
たとえば・・・
「ご主人さまのお勤め先はとても安定した企業さまですし、勤続年数も5年以上お勤めになってみえます。年収も500万円。うらやましくてたまりません。
一度銀行の事前審査を受けてからのお話となりますが、ご主人さまの年収ですと、3500万円くらいは借入可能かと思います。
ここ10年くらいはずっと最低金利を推移しておりますので借り手の方にとってはとても恵まれた環境ですよ。」
なんて感じです。
お客様としても悪い気はしないのではないでしょうか?
でもちょっと待ってください。
もし借りに年収の7倍まで借入ができたとしたら危険です。
7倍というのはあくまでも金融機関が最大で貸してくれる金額(※個別審査結果による)であって、返済が苦しくなるリスクが潜んでいるからです。
子供がいる家庭では、中学、高校、大学へ進むにつれ、多額の教育費が必要になります。
また、固定資産税をはじめとするさまざまな税金や車の買い替え、保険の支払、突発的な出費など、
住まいを手に入れた後、子供の成長とともに出費はかさんでいきます。
借入金額の上限は年収の5倍までが最大だとお考えください。
理想は毎月の所得(手取り)に対して5%~10%のゆとりをうむことです。