軒と庇
火祭りで有名な手力神社。
この社殿は本当に美しい。やさしい感じが心に響きます。
日光東照宮のように特別彫り物が凄いとか、北野天満宮のような屋根の造りが凄いとか、特別なものがあるわけではないのですが、
単純に縦と横、庇や軒の出など、絶妙なバランスで、全体を掴む感覚の素晴らしさに、いつも感動させられます。
そもそも日本の建築というのは世界的に見ると「屋根の建築」と言われており、それは、軒を長くすることで、土で出来た壁を雨風から守ることや、
夏や冬の日差しの高さを上手く利用するための先人の知恵からきております。
ちなみに庇(ひさし)と軒(のき)の違いは、庇は建物の顔となる玄関などの屋根のことをいい、庇以外を軒と言います。
野球の帽子なども、顔を庇(ひさし)で守ってますよね。
西欧などの建築は外壁がレンガや石などで造られている建物が多いので、日本建築のように軒を出す必要がそれほどありません。
そのため、「壁の建築」などと言われております。
さて、神社やお寺には言い伝えなどによりさまざまなご利益をもたらせていただけます。
岐阜の西濃地域では商売繁盛で有名な千代保稲荷神社があったり、
ガン封じでは揖斐郡大野町の来振寺や、勝負事においては各務原市にあります手力雄神社など。
皆さまの地域にもいろいろな神社がお寺がありますよね。
でも、志望校への合格祈願を願っているのに、縁結びに由来のある神社やお寺でご祈祷していただいてもあまり効果は期待できません。
そりゃそうだろ!って話ですが。
なぜそんなことを言うかと申しますと、僕の知人の方で70歳を超えても病気一つなく、現役で会社経営をされている方がおられます。
その方は5人兄弟で、ご両親は癌で亡くなられ、ご兄弟の方も本人以外は癌を患ったそうです。
しかしこの社長は家系的に癌になりやすいことを意識していたこともあり、ガン封じで有名な神社で毎年ご祈祷を受けられ、
いただいたお札を神棚に上げて、手を合わせることで、それから癌どころか、病気もされていないそうです。
でも、間違ってはいけないのは、ご祈祷は年に1回でも、頻繁に神社に通い、お礼や感謝の気持ちをお伝えしているそうですから、
何事にもその場限りでは成就しないということです。
に、しても美しい社殿。
朝だったり、夜に行くこともあるのですが、その日、1日がどんな1日なのか? また、どんな1日だったのか?
いいことも嫌なことも当然のようにあるのですが、ここに来ると今を生きられるってすばらしいことだなっという思いになります。
フランカ…
フランカに直接届くご連絡フォームを用意しました。